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歴史は暗記教科なのか

ぼくは歴史が好きだ。勉強するという意識もないし、歴史の話を聞いているだけで面白い。

受験の時にも歴史を主軸に勉強していた。ぼくは数学や理科には向いていなかったのだ。

同級生とそういう話をすると、たいてい「歴史は暗記教科なのか」という話題になる。

ぼくにとって、歴史は暗記教科ではなく、むしろ数学や理科のほうが暗記教科だと思っている。

例えば歴史の問題で単語そのものを答える問題はあまり多くなく、記述問題においては各単語よりも流れが重視される。

歴史は世界中でつながっているのでどこかの道の単語を忘れても違う道からたどっていける。すべての道はローマに通じる、的な。

その点数学や理科は、公式や単語がでてこないと一発アウトというかんじがする。

ここで興味深いのは、数学や理科の得意な友人はこれと正反対のことをいうということだ。

ぼくが思うに人間得意な科目は暗記しようしようと努力しているわけでもなく、流れを意識しやすいのではないだろうか。

逆に苦手な科目は覚えたくもないのに覚える努力を重ねないといけなかった記憶が「暗記教科だなあ」という印象を色濃く残すのだろう。

面白い。人間適材適所という言葉もある通り、得意なことと苦手なことが当然ある。

勉強は受験という制度もあるし、なかなか得意なことだけを極めて人と助け合うことが難しい。

それでも人生における勉強は、人と助け合って補い合っていくものだと思う。そこが勉強の面白いところだ。

暗記ではない流れをとらえた学びをつづけたいものである。