ひとりごとですけども

ひとりごとをひとり呟く場所

兵役

ついに、ぼくの人生においてはじめて、推しが兵役に行く。

ぼくの推しは、とても頑張り屋さんで、口下手で、自分に厳しい、仲間のことが大好きな、素敵なひとだ。

彼がデビューしてからずっと、ぼくらに届けてくれるダンスや歌がだいすきだ。

ほかのメンバーが好きな人も可愛がってくれる、彼の愛される弟気質がだいすきだ。

難しいパートでも安心してみていられる彼の努力が与える信頼がだいすきだ。

彼は自分に厳しすぎるから、不安を抱えてしまう時笑い飛ばしてくれる兄に出会ってくれて本当にうれしい。

ぼくは、初めて推しを兵役に送り出す。絶対に危険なところに行ってほしくないし、嫌な思いをしてほしくない。

無事に僕らの待っているステージに帰ってきてほしいし、兄に抱きしめられて幸せそうに笑ってほしい。

先日最後のコンサートで、彼は兵役にいく兄のために泣いていた。ぼくはそれまで韓国に生まれたということは兵役に対してのとらえ方がぼくとは違うのではないか、と漠然と思っていたので少し驚いた。

兄が先に兵役に行って、不安をなくしてくれたから彼はいま兵役に行くことにいたのだという。不安だったのか、君もぼくとおなじように不安に感じているのか。

ぼくは、まだ君を笑顔では送り出せない。一刻でも早く帰ってきてほしい。君の不安を払しょくできない応援しかできなくてごめん。でも、ぼくは君のことを応援しているんだ。