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こころの支柱

変な言い方かもしれないけど、アイドルグループには支柱となる人がいると思う。

極端に言うと、その人がやめるっていったら終わってしまうんじゃないかと思わせる人。実力がどうとか、ファンが多いとかじゃなくて、メンバーにとって心のよりどころである人がいる。グループを応援するファンにとっても、この人が体現するものを見たい、叶えてほしいと思わせるような、精神的な核。

ぼくにとって、すばるくんはそういう人だった。ライブで見るすばるくんは、まさにアイドルとしての資質にあふれていた。カリスマ性がありすぎてなにをしてても目をはなせない。メンバーが話しているとき、黙っていても中心にいるその存在感。小さくて華奢な身体から響く爆発的な歌。ぼくにとって、すばるくんは本当にアイドルだった。

この文章を書きながらもう過去形ですばるくんのことを語ることになったことを再確認している。ぼくはヤスのファンだけど、昨日の動画でまさか6人の体制を見せられると思わなくてヤスの一大事なのに初めて見たときは何も頭に入ってこなかった。

だって、すばるくんのいない関ジャニ∞は誰を支柱にするんだ。こんな言い方したら六人のことを信用していないみたいで本当にいやだ。すばるくんの決断だって応援する方が気持ちよく過ごせるってわかってる。でも、だれがここまで支柱としてやって来たんだよ。これからは誰が心のささえになるんだよ、って言いたくなる。

すばるくんを真ん中に据えて右と左に並び立つよこひながだいすきだった。よこひなの両極のまんなかには常にすばるくんがいるって、それは永遠につづくって信じてた。
どんなにすべったときでもすばるくんだけは絶対に味方してくれるから平気なマルちゃんと、マルの持っているものだけがずっとほしいのに手に入らないりょうちゃんの不器用な愛情表現がだいすきだった。
自分がリズムを支えるドラムなのにすばるくんの背中を見て支えられている大倉と、ただひとりすばるくんに魅了されないまますばるくんを音楽的に絶対の信頼を寄せているヤスがだいすきだった。

7人にしか見せてもらえない、たくさんの瞬間が大好きだった。7人の関ジャニ∞が、大好きだった。

これから6人の関ジャニ∞だって、ぼくらにこれまでと同じようにたくさん素晴らしくて予想外で楽しくてかっこいいものを見せてくれるだろう。でも、ぼくにとっての関ジャニ∞という価値観がすばるくんだったことはずっと変わらない。関ジャニ∞らしい、が変化するということにぼくはまだ、少し怖さを感じている。

将来のぼく、どうかこの記事を読んで笑ってくれ。そんな心配は必要ないっていってくれ。ぼくはまだ、彼らの支柱を見つけられていない。