おしゃれ巣窟
TSUTAYAのレンタルって、たまに運命的な出会いがあって面白い。
ぼくの携帯に入っているYUIのCHE.R.RYは、1:08しかない。レンタルしてきたCDが傷ついていたからだと思う。不思議な愛着があってずっと途中までのCHE.R.RYだけを聞いている。
そんなぼくも最近はすっかりレンタルと疎遠になってしまってTカードの更新すら一年ほどさぼってしまっている。
TSUTAYAから足が遠ざかっているのには、制服の存在が大きいと思う。中高生の頃、通学路に蔦屋書店があった。ぼくからすると、蔦屋書店にいる大人はだいぶ私服に気を使うタイプで、少々怖いのだが制服に身を守られたぼくは堂々と過ごせたのだ。むしろ学校帰りにこういうところにくる、私服よりお洒落を演出できていたような気もする。調子に乗ってしまった、失礼。
だからというか、高校を卒業してから件の蔦屋書店には一度も足を運んでいない気がする。
レンタルを通した音楽との出会いには博打性が付きまとう。店員さんのPOPを読んでとても心惹かれても全く趣味が合わないときもあるし、ジャケ借りして失敗することも多々あった。
それでも素晴らしい出会いはたくさんあったし、絶対に忘れない思い出がその曲を聴くたびはじめてジャケットを手にしたときのことを思い出す。
そろそろTカードを更新しようかな。