ぎゅっとつつまれたゆめのきらきら
ラッピングが好きだ。
カバン、靴、缶、瓶、包装紙。そういうものが大好きだ。
自分が持つのも好きだし人が持っているものを見るのも大好きだ。
開けるまでのワクワク、なにかすばらしいものが中にあるのではないかという期待のうむ輝き。包むものにはそういう素晴らしさがある。
雑貨屋さん、アンティーク屋さん。窓からのぞく棚いっぱいに不思議ななにかが並んでいる光景はぼくの心を熱くする。ちいさな宝物を並べることが心を満たすのだ。
ぼくはよくものを持ちすぎだといわれるのだが、ぼくはスペースがあればあるだけ並べたいのだと思う。
日頃じっくりそれを眺めるわけでもないし、ほとんど存在を忘れていることのほうが多いと思う。それでもそのきらきらがぼくのこころを豊かにするように感じるのだ。
貧乏な家は者にあふれている、というトリビアを想うとぼくはいつも耳が痛いと思うのだが、それとは少し違うのだ。ぼくが住みたいのは魔法使いの家、無駄なものはなくて素敵なものにあふれる空間。人にはわからなくてもいいのだ、これはぼくのいえなんだから。
今日もぼくは言い訳しながらちまちまこまごましたものを買ってしまうのだ。