変形する会話
先日twitterで女子校出身の友達が面白い話をできなくなったというツイートを見た。
もちろん、ぼくにも中学時代からの友達というものがいるし、会話の内容は変化していると実感するときがある。
たまにとても長い時間をともにできる機会があると、当時みたいな意味のない会話をできるときがあってふっと感情が高まるときがある。
でもそれは決して今の会話に不満があるわけじゃない。立場や環境が変化するとき、人は簡単に前にいた場所で築いた人間関係を清算できると思う。でもぼくの友人はぼくとの関係を選んでくれる。
変化した話題を話す相手に、ぼくを選んでくれる。そのことがぼくはうれしい。
純粋で気楽で、楽しみだけに溢れたまいにち繰り返し続く会話は、もう戻ってはこない。でもぼくらは、お互いを想うきもちで、新しい会話を重ねていくことができる。
年齢を重ねるにつれて、本音をさらけ出せる友人をつくるのは大変になってくる。友人関係を維持することだって大変になってくる。
友人たちとの会話が変化したことで、ぼくはいつも友人たちがぼくとの関係を継続するために努力してくれていることを感じるのだ。
今回のツイートを見て、ぼくはそういうことに感謝し続けたいと思うようになった。