ひとりごとですけども

ひとりごとをひとり呟く場所

宇宙の歌姫

シェリル・ノームが好きだ。でもぼくは、マクロスのことは何も知らない。

こういう風にいうと、なんとなくファンと名乗るのは違う気がして誰にもシェリルのファンだといえないでいる。

ぼくの中では、昭和のアイドルや平成初期の歌姫たちと同列に、”時代を席巻していたころは知らないけど曲は知っている歌姫”としてシェリルノームは存在している。

シングルだけじゃなくてアルバム曲も聞いているし、顔ももちろん認識できている。でも、マクロスを見てさらに彼女を知りたいかというとそうでもない。恋愛事情や、人生の辛かったことを歌以外の手段では受け取りたくないのだ。ぼくの中では彼女のうたは彼女の自己表現であり、伝えたいことはぜんぶそこに詰まっているのではないかと思うのだ。

先日、一番くじに彼女のフィギュアが登場すると知ってまじまじと彼女自身が好きなのか、彼女を歌手として応援しているのか考えるきっかけになった。

こういう細かいひとつひとつのことにこだわってじっくり考えていることって、きっと自分の好きなこととか自分の考え方の輪郭を明らかにしてくれる。

誰彼かまわず聞かせるような偏屈人間にはならないよう、こういう場所でだけ考えていければいいのだろうな。