ひとりごとですけども

ひとりごとをひとり呟く場所

ぼくはおもしろいものがすきだ。 おもしろいものって、どのポイントをおもしろいと思うのか、どうして面白いと思うのか、わからないところもおもしろい。 起こったことに対して、感じたことの言語化もできていないまま、何年もたってしまった経験もある。 大…

向き合うとちょっとこわい

ぼくはブログというものに少し、恐怖心がある 幼少期に知人がしているブログを教えてもらったことがあった。 コメントをつけることが、公衆の面前での公開された会話だとは知らず、ぼくは記事に話しかけるようなコメントを幾度もつけていた。 ある日その人に…

夜道を家に帰る その道中で嗅ぐ、洗濯機をまわしたとわかる換気扇のにおいがすきだ お風呂を焚いたときの換気扇のにおいもすき知らない誰かの暮らしのにおいだけど、ぼくにも優しい、懐かしい不思議 たまに、ぼくはもう人生においてもうまともにはなりえない…

宇宙の歌姫

シェリル・ノームが好きだ。でもぼくは、マクロスのことは何も知らない。 こういう風にいうと、なんとなくファンと名乗るのは違う気がして誰にもシェリルのファンだといえないでいる。 ぼくの中では、昭和のアイドルや平成初期の歌姫たちと同列に、”時代を席…

プレイリストのはなしごたび

先日、友人ととても共感しあう話題があった。初対面の人や、よく知らない人と盛り上がるには少しナーバスで価値観の核に触れるような話題だった。思い返してみれば、生徒として学校に通っていた頃は、そういう話題を出すことに対して全く抵抗がなかったよう…

プレイリストのはなしよたび

みたびの次は、よたび、というらしい。久々プレイリストについての話をしようと思ったら、タイトルでふと考え込んでしまった。 生まれてこの方日本語と生きてきても、いざ調べてみると知らないことばかりで面白い。ぼくは人の書いた文章を読むときでも、ひと…

あなたのためだけ、カーテンコール

友人と舞台を見に行くのが楽しい。 舞台を見るのがそもそも好きだし、一人で行動するのも好きだ。しかし友人と舞台を見るのがいちばん楽しい。 舞台が終わったあと胸に抱く、ふわっとした言葉にならない感想が、友人と会話する中で言語として輪郭を表してい…

すくすく

ぼくの家には、ちいさなパキラがいる。 前に、初めて家にカランコエを迎えたときはうまく元気に保ってあげることができなかった。だからパキラは、会ったことはないながらにカランコエから数えて二代目ということになる。 このパキラはなんだか不思議で、ぼ…

インプット、そしてアウトプット、アウトプット、そしてインプット

先月はブログを全然更新していなかった。自分が好きでやっていることに言い訳するのもなんだが、旅行にパソコンをもっていかなかったこともある。 まあ誰に悪いわけでもないし、もっと率直にいうなら気が乗らなかったのだ。たぶん、先月はインプットで忙しか…

best

人生にはタイミングがある。 先日、親に黙って海外に飛んだ日に、祖父が倒れた。人生を投げ出すのもまたいい選択ではないか、と感じてすぐにずっと会いたかった人と偶然会えた。前にも書いたが、本当に神様はよくぼくを見てくれている。 ずっと見たいと思っ…

素人は黙っとれ

恥を忍ぶ、という言い回しが日本語にはある。 ぼくはとっても日本人なのでよく、なにかを始めるとき、なにかをしなくては、と思い浮かべたときに恥をかく未来を想像しては足踏みをしてしまう。 民族としてセロトニントランスポーターが少ない、と脳科学者の…

にゃあ

ぼくは旅行が大好きだ。今年の夏も、9月のほとんどを旅行に費やした。 ぼくにとって旅行は、全責任の放棄に等しい。ときどき、ねこになりたい人をtwitter等で見かけるが、旅行中のぼくはねこになれるのだ。いいだろう。 というのも、ぼくにとっては始めから…

お天道様が見てる

ぼくは特定の宗教を信仰しているわけではない。ぼくの祖母は熱心な仏教徒だったし、ぼくの出身中学はプロテスタント、ぼくの従弟はカトリック教徒だ。神社にいっても、教会にいっても、同じようなものを感じて同じようにお祈りしている。テストの前とか、逼…

ぼくは、選ばれる誰かではない。 もう誰かに才能を見出され世に知られるには成長しすぎたからだと、誰かに必要とされるには未熟なこころの集まったもの、ぼく。 中学、高校は楽しい時間を過ごした。だから、よく聞く才能ゆえ社会から拒絶されるほど、突出し…

疎外感と依存

天才と凡人(少なくとも本人はそう自称している)のコンビが好きだ。 天才には、絶対的な指数で能力があることが証明されているのに、ただ一人凡人から評価されたくて必要とされたくて空回りしているところをいつまでも見ていたい。 天才はその才能ゆえにいま…

「呼ばれる」

ぬいぐるみって不思議だ。 ぼくはときおり、ぬいぐるみに呼ばれる。お店のなかでそこだけしか見えなくて、抗えない吸引力を感じ、そのまま気づくと手をすっと伸ばしている。 声が聞こえるみたいにぼくが選ばれて彼、もしくは彼女をお迎えするんだ、と感じる…

友達と遊んで、別れてひとりになるとしぬほど寂しくなるときがある。ぼくがまだ、なにか欠けている存在だからではないかと思うと、ただただ、むなしい。 友達といると、ぼくはなにもないと実感する。魅力的な部分もなく、楽しい話題も、やりたい目標の話もな…

ジャンプの連載の話ほど年代が特定されるものってない

中学生くらいのときに好きになったものって、一生身体の中に残っているような気がする。 中学生のぼくは、ジャンプでREBORNとかBLEACHとか銀魂とか、今なお新しいコンテンツを発信し続けている連載を読んでいた。 銀魂の連載もいよいよ終わると聞いて、中学…

half of my heart is in

お題「行きたい場所」 ときどきふっと、意識が遠くの地に飛んでいくことがある。 旅行だったり住んだことのある地でぼくの記憶のなかにある風景。不思議なことに、そういうとき思い出すのは著名な観光地とか名前のついている場所ではなくて、街角のKIOSK前の…

プレイリストのはなしみたび

最近、また新しい音楽のインプットに関心が向いている。 今日はリハビリもかねて、最近のプレイリストのはなしを。 〇WHISTLE / BLACKPINK 遅ればせながらBLACKPINKを聞き始めた。最初に聞いた曲があまり好みではなかったことで敬遠してしまっていたのだが、…

ときどき、このブログが自分の首を絞めるのではないかという考えがふと首をもたげる。 インターネットに投稿したものは、電子の海に永遠にさまよい続けるわけである。ぼくの書いた文章はぼくの手を離れ、ふわふわと漂う。ぼくは電子の海の存在を忘れ、日々の…

旅行記っておもしろい。 年齢や環境、性格が自分と異なる人の描いている文章というだけで面白いのに、見知らぬ土地で知らないことをしているのが本当に面白い。 ぼくはいつでもどこかに行きたいのだ。今すぐにでも。旅行記は少しだけその気持ちを満たしてく…

茶葉に埋もれて冬眠したい

紅茶が好きだ。コーヒーも飲めないし、お酒も飲めないぼくにとって紅茶は呑み道楽を名乗らせてくれる唯一の相棒だ。 海外旅行に行くと、スーパーに行ったり地元で愛される紅茶屋さんを見つけるのがなにより楽しい。昨年もまた薬物密輸よりも多くの葉っぱを片…

GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN

GLEEのGirls just want to have funが好きだ。 Cyndi Lauperが歌うオリジナル版は、親との関係性が悪いことをあきらめていると思う。むしろもう一週回ってハイになって笑い話としてガヤガヤと音の響くクラブで友達に愚痴ったりしている。そういう曲だと思う…

おばあちゃん、どこからきたの

ぼくの曾祖母は、きっと、日本人ではなかった。 これはあくまで推測だし、なにか確固たる証拠があるわけでもない。彼女の名前は純日本的な名前だし、息子である祖父によると彼女には日本人の両親がいたという。生まれは不明だけれど、小学校の時には日本に住…

自分が思う自分の価値って、いくつもの面がある。 ぼくにとって、友人としてのぼくや、自分のことが好きかという自己肯定感は高いと思う。しかし、社会に生きる人間としての自己肯定感はぼくのなかにはない。 就職活動をしていた時、家を出る用意をしながら…

しょうがない的な

前にもすこし言及した気がするけれど、ぼくは大学受験で自分が本当にバカで期待に応えられない子だと周囲にばれると思って心底恐怖してぐるぐるその事で悩んでいた。 当時最も自分にとってよい解決策は、大学受験の結果発表直後までできるだけ遊んで思い残す…

ぼくらのミュージックライフ

昨日の関ジャムを見ていて、人にはそれぞれ人生に流れる音楽があってそれは世代とか親とかいろんなものに影響されて独特のかたちになるのだと思った。 ぼくにも、そういう歌がたくさんある。どういう音楽と一緒に育ってきたかを聞くこと以上に無意識下のぼく…

先日、手で書いていない文章は賢い振りをしがちだと聞いた。それを聞いて少し怖くなってブログから遠ざかって過ごしていた(笑) 確かに、というか手紙を書くときはこう、俳句を作るときはこう、そしてパソコンで文章をかくときはこう。という無意識化に意識…

ここまで思い出せてるんだけどなあ

ふとした瞬間、突然あたまの中で音楽のワンフレーズが流れることがある。 ぱっと浮かんだそのメロディーは絶対に知っている曲なんだけどなかなか曲名はでてこないくらいの距離感で、なんとか曲名を思い出そうともんどりうつことになる。 こういう時に思い出…